9月2日(火)
快晴。本日は朝から全員でカイメーヤ地区(I地区)の伐採に入りました。蒸し暑い環境下でのかなり広い範囲の伐採となり、予想以上に皆の疲労となった可能性がありました。
ただし午後には無事伐採を終え、調査前の写真撮影に漕ぎ着けました。その後はひきつづきアルシケーヤ地区(G地区)の清掃と伐採に入りました。こちらも夕方までにはほぼ終了し、明日には調査間風景の写真撮影の見込みとなりました。
そのいっぽうで男子学生諸君は昼前からスタッフの補佐役として水の補給に従事し、力仕事にいそしんでもらいました。淡水は船浮湾の奥にある「水落の滝」からはるばる運んできたものです。船に1トン用の貯水槽を積んで滝まで出向き、落水を直接受けたのちはサバ崎を越えて網取迄運搬するというのですから、崎原さんと水谷さんのご苦労には本当に頭が下がります。
なお網取到着後の水の運搬は、本日からナカヌウダチの浜側前面まで船で輸送し、そこからポンプアップして1回の中継で旧パネルの貯水タンクまで入れることとなりました。この方法が現時点ではベストの解決策であることが判明したからです。本日は「水落の滝」まで4往復をこなしたようです。
ところで私は1日の仕事を終えたらフラフラの状態になり、夕食はほとんど手つかず。ミーティングもそこそこにして寝入ってしまいました。二日酔いが原因かと思ったら、じつは軽い熱中症だったようです。歳でしょうかね。情けない限りです。
9月3日(水)
真に快晴。本日から2地点の水準点移動と基準杭の設定に入りました。水準点移動については2年生の5名(U宮・N條・T井・I崎・N崎)が2組となって担当し、午前中に2地点ともに作業を完了しました。それぞれの組が水準点とB.Mを往復したところ、誤差は1ミリ。カイメーヤ地区だけ2往復の結果が3ミリの誤差となり、これについては中央値を採用。優秀な成績です。
いっぽう杭打ちは3年のS袋とW邊が担当。午前中はアルシケーヤ地区で杭打ちを実施し、12時過ぎに本地区のグリッド杭打ちを完了。午後からはヤンデーヤ地区の杭打ちに入りました。午後は距離が長いこともあって苦労し、夕方にかけて7本の杭打ちを終えたようです。明日の午前中(10時まで)に杭打ちも完了する見込み。
午後、アルシケーヤ地区では調査区の設定に入りました。フールの正面および南側の縁に沿ってトレンチを配置し、本日はフールの正面に向かって左から(南から)G14・G15・G16のトレンチを設定しました。このうちG15とG16は2.5m四方、G14は1×3.5mとなり、撹乱層の範囲を避けてL字状に設定した格好となりました。
午後3時以降は、アルシケーヤ地区の掘削を開始しました。G14は第2スピット以下の土壌について全量ふるいがけとするものの、他の2トレンチについてはふるいがけをせずに掘り下げることとしました。
昼前から男子学生のうちT居・N條・I浪の3名はセンターのスタッフとともに「水落の滝」まで水汲みに向かってもらいました。本日は3往復。そのかいあって夕方、本日限定でシャワー使用の許可が降りました。
私については、本日体調が回復し、快適な一日となりました。例年どおり夕方のビールを堪能。現金なものです。